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瀬野のりあき:起業コンサルタント

M-07.自らの「固定観念」に気付くことから始める


マラソンの走り方を変えた男

先日、美瑛マラソンがありました。私の甥夫婦も札幌から参加しました。久しぶりに近況を聞き、心ゆくまで話すことができました。

話が進み後半は、私の学んでいるマネジメントの話になりました。・・・つまり、私のマネジメントの話を聞いてもらったのです。・・・ごめんなさい。つきあわせてしまって。

そして、甥夫婦が帰ってから思い出したのです。マラソンの走り方を変えた男の話を。



「認識の変化」を活用するために自分の固定観念に気付く

今から30年以上前に、オーストラリアに875Kmを7日間で走る過酷なウルトラマラソンがありました。そこに60歳を過ぎた牧童の男が参加しました。他のランナーはみなプロで、ランニングと睡眠の計画を立てていました。


しかしこの牧童は、一睡もせずに走りとおし優勝したのです。経験がもたらした勝利です。彼は牧童の仕事で一睡もせずに数日間にわたり羊などを追いかけることを日常的に経験していたのです。


プロのランナーたちには、一睡もせずに走るなどということは想像できなかったのです。人は自分の固定観念に気付くことは難しく、自らの思考の枠組みを外れたものには抵抗を示します。



DHCに見るイノベーションの種と成長の機会

イノベーションの6番目の「種」は、認識の変化を感じとることです。「変化の激しい時代だけど流れに逆らい、それを止めてみよう」・・・これは相当無理な話です。

ドラッカーは、「時代の変化は止められない、変化の先頭に立て」といいます。


みなさん、DHCという会社をご存知だと思います。この会社は、もともと翻訳の会社でDHCは大学翻訳センターの略です。この会社は、人々の健康志向を機会と捉えてサプリメントを販売し成長しました。(『100分で名著・マネジメント・ドラッカー』上田 惇生)



自らを陳腐化し廃棄する。その後は何をするのか

DHCは、「認識の変化」を感じとってインプットし、サプリメント事業をアウトプットして成果としました。今までと変わらずに同じ認識でその場に留まることは、前進している周囲からみると後退しているようなものです。


これを防ぐためには、「自らの考えを陳腐化し、役に立たないものとして廃棄する必要がある」と、ドラッカーはいいます。自らの考えを陳腐化するには勇気が必要ですね。  

そして廃棄した後の空白を何で埋めるとよいのでしょうか。・・・新しい学びでしょうか。


 

お知らせ

*臨床美術の体験会を開催します

・7月9日18時30分~旭川市3条22丁目西屋ビル1Fチャレンジ広場で開催します。

・臨床美術は、作品をつくることで脳を活性化させ、ストレス軽減や感性を高めるアート

 セラピーです。参加人数8名(参加の確認と詳細については090-3892-0787瀬野まで)


*2019・7・1美瑛の街に・焼きたてベビーカステラ「てらてらの丘」オープン

・ふわふわ焼きたてのベビーカステラのお店が美瑛にできますよ。茶色の屋台です。

・私も試食しました・・・かわいくて美味しい!!大阪生まれのドリンクもあります。

・美瑛駅の近くや道の駅白金ビルケで営業するそうです。見かけたら声をかけてね~


 

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